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病棟6年、月4回の夜勤をやめたいと考えても、「日勤になると給料はどれくらい下がるのだろう」と不安で動けないことがあります。求人の月給と現在の振込額をそのまま比べても、夜勤手当、時間外手当、賞与算定、通勤費が混ざり、差の理由は分かりません。
条件を照合するときは、基本給、固定手当、回数で変わる手当、賞与、勤務時間を同じ年額表に置きます。その上で、家計で必要な月額下限と、18時30分帰宅などの時間条件を別軸で照合します。
夜勤を外した後の収入は、個別条件で下がる場合も維持される場合もあります。本記事の数字は実在求人の相場ではなく、自分の明細と公式書面を照合する手順です。
振込額ではなく支給項目から分ける

直近3か月の給与明細と直近1年の賞与明細を用意します。最初に行うのは平均の計算ではなく、各項目の分類です。
| 分類 | 例 | 確認すること |
|---|---|---|
| 毎月固定 | 基本給、固定の職務手当等 | 欠勤や雇用条件による変化はあるか |
| 回数で変動 | 夜勤、時間外、休日出勤等による手当 | 単価と実績回数を分けられるか |
| 条件で変動 | 住宅、扶養、資格、通勤など | 転職後の自分が支給条件を満たすか |
| 年単位 | 賞与、一時金など | 算定基礎、支給時期、入職初年度の扱い |
| 控除 | 税、社会保険等 | 本記事では個別計算せず、手取り保証に使わない |
厚生労働省の労働条件通知書のモデルでも、基本賃金、諸手当、時間外・休日・深夜の割増賃金、賞与などは分かれています。同じ分け方で現職と求人を並べると、夜勤を外した影響を見つけやすくなります。
**最初の結論は、現在の振込額から夜勤手当だけを引くのではなく、支給項目を分けて年額へ揃えることです。**現職と日勤求人を同じ年額表へ写す

次の式は、あくまで支給条件を揃えるための枠です。
確認できた月額 × 12 + 確認できた年額 - 消えることが確認できた項目
未確認の賞与や手当を「前職と同じ」と仮定して埋めてはいけません。空欄のまま残し、下限・上限の幅を作ります。
| 項目 | 現職 | 日勤求人 | 状態 |
|---|---|---|---|
| 基本給 | 明細から転記 | 求人・書面から転記 | 確定/未確認 |
| 固定手当 | 名称ごとに転記 | 支給条件も転記 | 確定/条件付き |
| 夜勤関連 | 単価と回数を分ける | 0と想像せず求人条件を確認 | 消失/未確認 |
| 時間外等 | 実績の幅 | 固定残業代等を含むか | 変動 |
| 賞与 | 直近1年の実績 | 算定基礎と初年度 | 幅/未確認 |
| 通勤費 | 実額 | 上限と対象経路 | 確定/未確認 |
表の一番右を「確定」「変動」「条件付き」「未確認」に分けると、計算結果の確かさも分かります。仮の数字を入れて一本の年収を出すより、確定できる下限と変動する幅を保ちます。
賞与は「何か月分」だけで決めない
求人票に賞与の前年度実績があっても、自分の初年度に同じ条件が当てはまるとは限りません。次の項目を分けて確認します。
- 算定の基礎が基本給なのか、手当を含むのか
- 評価対象となる期間
- 入職月による初年度の扱い
- 業績や評価で変動する範囲
- 「実績」と「今後の保証」を混ぜていないか
未確認なら年額表には加えず、幅の外に置きます。余裕が小さい家計では、賞与を満額と仮定しない方が判断を安全側に保てます。
金額だけでなく拘束時間と通勤を並べる

夜勤なし転職を考える理由が生活時間の調整なら、金額表の右に時間表を置きます。
| 項目 | 現職 | 日勤求人 |
|---|---|---|
| 家を出る時刻 | 自分の実測 | 通勤と準備から試算 |
| 職場を出る時刻 | 曜日別の実測 | 定時、最終業務、遅番から確認 |
| 帰宅時刻 | 直近2週間の幅 | 18時30分希望と照合 |
| 夜間拘束 | 夜勤、前後の睡眠調整 | オンコール、当番、遅番を確認 |
収入差を「労働時間あたりの価値」という一つの数字に集約する必要はありません。不規則な時間が減ることと、家計の下限を同時に見るための別表です。
転職の前に現職の調整案も同じ表に入れる

夜勤を外したいとき、選択肢は「現職のまま」と「転職」の二つだけではありません。部署異動、夜勤回数の調整、雇用形態の変更など、実現可能性を現職で確認できる選択肢があれば、同じ年額表と時間表に入れます。
ただし、現職で対応できると推測しないでください。管理者や人事など適切な窓口に確認し、実現できる条件だけを年額表へ入れます。夜勤なし転職の全体条件は[夜勤なしへ転職する前の確認ポイント](/nurse-no-night-shift-career-checkpoints/)で整理できます。
求人票と労働条件通知書を同じ列で照合する
厚生労働省は、仕事を探すときは求人票や募集要項、採用時は労働条件通知書等で労働条件を確認するよう案内しています。
面談で聞いた基本給、諸手当、賞与、始業・終業、休日を、労働条件通知書等の対応欄と照合します。名称が違う手当は、同じものと決めつけず、支給条件を確認します。
よくある質問
夜勤をやめると給料は下がりますか
個別の条件により異なります。現職の夜勤関連手当が消える影響だけでなく、転職先の基本給、固定手当、賞与条件、勤務時間を同じ表で確認します。
手取り額をいくらと見込めばよいですか
税や社会保険等は個人条件で変わるため、本記事で手取りを保証する計算は行いません。まず支給項目を額面で揃え、個別の手取りは公式制度情報や必要に応じた専門窓口で確認してください。
転職先の賞与は求人票の前年度実績で計算できますか
実績は参考情報であり、自分の支給額の保証ではありません。算定基礎、対象期間、入職月による扱い、業績・評価による変動を確認します。
まとめ:許容下限と未確認の数で止まる
夜勤なし転職で給与を照合するときは、夜勤手当だけを引く計算ではありません。現職と求人を、基本給、固定手当、変動手当、賞与、通勤費に分け、年額へ揃えます。
その後、家計の許容下限との差、変動幅、未確認項目数を見ます。下限を下回る、または差を左右する項目が未確認なら、応募・内定返答を急がず書面で確認します。内定2社の他条件と合わせる場合は[看護師が内定2社で迷ったときの比較方法](/nurse-job-offer-comparison/)へ進みます。
**次の行動は、直近3か月の給与明細と直近1年の賞与明細を開き、各項目を「確定・変動・条件付き・未確認」に分けることです。**

